箕面市の歯医者|徳岡デンタルクリニック

外院バス停前にある歯科医院元気になる入れ歯を作ります。訪問診療致します。口腔外科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラント、歯周病治療、歯科検診、予防歯科

スポーツマウスガード

スポーツマウスガード

マウスガードの目的・効果

マウスガードの目的・効果の主なものとしては、

1.直接外力(野球のボール、他の選手の肘などが当たることなど)により起こる選手自身の舌、歯、顎骨などの外傷の予防・範囲、症状の軽減
2.対戦相手や味方選手の歯との衝突(サッカーのヘッディングやバスケットボールのシュートなどのジャンプ後の着地時などに多く見られ、歯が凶器となってしまうケース)による頭部、顔面、目などに対する外傷の予防・軽減
3.スポーツ中の強い噛みしめ(スポーツクレンチング)による歯の咬耗(すり減り)、歯の破折などの予防・軽減
4.下顎への外力に対する顎関節の保護
5.(未だに議論の余地は残るとされていますが)脳震盪に対する効果

特に、頭部に対する直接的な外力により起こるものではなく、顎先や胴体への衝撃(間接的な外力)によって生じる頭部の回転加速度によって起こる脳震盪に対する効果。

噛みしめることによって頸部の筋の活動性も上がるためこのような効果が期待されます

6. 経済的な効果

外傷を受けた歯は、当然ではあるが何らかの治療が必要になります。

この初期の費用もさることながら、生涯にわたる治療が必要になることも少なくないため、マウスガードの使用による外傷の予防・軽減が必要です。歯一本の価値は100万円と言われていなす。

 

このように、マウスガードには様々な効果があるので、コンタクトスポーツや格闘技はもとより、ノンコンタクトスポーツやトレーニング時でも、多くの選手、運動愛好家、学校スポーツを行う人は使用することをおすすめします。
 

理想のスポーツマウスガードの選び方

スポーツをする際には、適切なマウスガードを選ぶことが重要です。

理想的なスポーツマウスガードを選ぶためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

 

  1. フィット感が重要です。

マウスガードは個々の歯型に合わせて作られることが一般的で、適切なフィット感があることで快適に装着できるようになります。また、マウスガードがフィットしていないと効果的に歯を保護することができません。

  1. 耐久性が求められます。

スポーツでは激しい動きや衝撃が予想されるため、耐久性のある素材で作られたマウスガードを選ぶことが大切です。特に接触が多いスポーツでは、しっかりとした素材のマウスガードが望ましいでしょう。

  1. 呼吸や会話がしやすいかどうかも重要なポイントです。

適切なマウスガードを選ぶことで、装着時でも呼吸や会話に支障が出ないようにすることが大切です。

  1. 厚みや硬さで保護レベルを決める

マウスガードの厚みや硬さは、実際の保護レベルに大きな影響を与えます。一般的には、マウスガードの厚みが増すほど、衝撃からの保護が向上します。特に接触スポーツなどで歯への衝撃が予想される場合には、厚みのあるマウスガードが推奨されます。

一方で、硬さも重要なポイントです。柔らかすぎるマウスガードでは衝撃を吸収しきれず、保護の効果が薄れてしまいます。しかし、硬すぎると装着時の快適さや適合性が損なわれる可能性もあります。適切な硬さを選ぶことが、保護レベルを高く保ちつつ快適にマウスガードを使用するための鍵となります。

 

競技種目によっては、スポーツマウスガードの着用が必須とされている競技があります。厚さと色などルールが競技ごとに異なります。

競技種目
テコンドー 白または透明
空手 白または透明
バスケットボール 無色透明
ハンドボール 透明で単色
ラクロス 外見的にわかりやすいこと、白や透明以外の色


競技種目によっては、スキージャンプのスーツのように、スポーツマウスガードの規定が設定されており、準じていない場合は失格となります。

 

テコンドーの場合は、厚さが4㎜以上ないと失格になります。国際大会は、規定が厳しく適用される傾向にあります。

 

以上のポイントに留意しながら、自分に最適なスポーツマウスガードを選ぶことで、スポーツ中の歯や口内の安全をしっかり守ることができます。

マウスガードは市販されていますが、口腔保護機能を重視する場合、歯科医院でマウスガードを作成することがお勧めです。

当医院では、マウスガード作成は、8000円~で受けています。


 

マウスガードの作り方

 

  1. 初診、相談

最初に、患者の口腔の状態を確認し、マウスガードが必要かどうか、またどのタイプのマウスガードが適切かを決定します。

 

  1. 型取り

上下の歯の型を取ります。

  1. マウスガードの製造:

型取りした後、専用のマウスガードを製作します。素材は、通常、ポリエチレンやポリウレタンなど、口腔内で安全で快適なものが選ばれます。

  1. フィッティングと調整:

マウスガードが完成したら、試着してもらい、フィット感を確認します。不快感や痛みがある場合は、その場で調整します。

マウスガードのお手入れ

マウスガードを正しく保管することで、清潔さと耐久性を長く保つことができます。

1. 使用後には流水で丁寧に洗い、乾燥させます。
2. 乾いたら、専用ケースに保管し、通気性の良い場所に置きます。
3. 定期的にケースを洗浄し、清潔な状態を保つことも大切です。

マウスガードを清潔で快適に保ち、長く安全に使用することができます。

 

マウスガードを歯磨き粉でこする、熱湯をかけるなどは行わないでください。

 

スポーツにおいて、マウスガードは歯を守るだけではなく、様々な効果がありますのでマウスガードを装着することをお勧めします。