箕面市の歯医者|徳岡デンタルクリニック

外院バス停前にある歯科医院元気になる入れ歯を作ります。訪問診療致します。口腔外科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラント、歯周病治療、歯科検診、予防歯科

顎関節症 (temporomandibular joint disorder)

こんな症状があったら顎関節症かもしれません。

ChatGPT Image 2025年3月29日 01_23_08
・あごやこめかみが痛む。
・肩こりがひどい。
・口を開け閉めすると音がする。
・ときどき口が開かなくなる。
・口が以前より開かない気がする。

こんな症状がある時は顎関節症かもしれません。
当院では症状に応じて鎮痛、筋肉の緊張緩和、マウスピース治療、開口訓練、噛み合わせの調整などを組み合わせて症状を軽減していきます。

当院では長年、顎関節の画像診断・治療に携わってきた歯科放射線専門医の院長と、口腔外科認定医・日本顎関節症学会会員の副院長による専門的治療を行います。

顎関節症の原因は?

・歯ぎしり(ブラキシズム)や噛みしめ癖(クレンチング)
・ストレス
・経年的な歯の磨り減りや歯の脱落による噛み合わせの変化
・頬杖やうつ伏せ寝による顎関節への負荷

以上様々なことが言われていますが、顎関節症ぐらい歯科の病気で分かっていないものはないと思います。

例えば、顎関節でクッションの役割を果たしている関節円板に穴が開いていたとします。それが病気かといったら病気ではありません。
亡くなった方を解剖してみると、高齢の方は関節円板に穴が開いている場合が多いので、顎関節症の人の関節円板に穴が開いているのが病気とは言えないのです。

ところで、似た病気に腰痛があります。
腰痛の場合も重いものを持ったからなるというだけではなく、ストレスでも起きますし、局所の循環障害などで起こるという説もありますが、それも分かっていません。
同じように顎関節症の原因にも、成長期でバランスが崩れて痛くなるとか、血液の流れが悪くなったことによるとか、ストレスによるとか、かみ合わせがずれているとか、様々な原因があります。

このように顎関節症の原因もかなり多岐にわたり、本当にケースバイケースという感じで複雑なので、一概には言いづらいところが顎関節症の難しいところだと思います。

顎関節症の種類

顎関節症にも種類があることをご存知ですか?
・I型(咀嚼筋痛障害)
・II型(顎関節痛障害)
・III型(顎関節円板障害)
 ・IIIa(復位性)
 ・IIIb(非復位性)
・IV型(変形性顎関節症)
この4型が日本顎関節学会の「顎関節症治療の指針2025」に掲載されています。
これに加えて以前は、
・V型(その他)
があり、臨床的には未だに使用されることは多いのですが、顎関節症はあくまでも顎関節や咀嚼筋の障害であって、原因不明の「顎の症状」は顎関節症ではないとの考え方から、ガイドラインでは削除されています。
 
顎関節症各型ごとの特徴
I型(咀嚼筋痛障害)
いわゆる「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉には①咬筋、②側頭筋、③内側翼突筋、④外側翼突筋の4種類があり、顎関節の制御はこの4対8本の筋肉を主としていますが、さらに顎二腹筋や胸鎖乳突筋なども加わって複雑な運動をおこなっています。
これらの筋肉が凝ってしまって痛むことをI型顎関節症と言います。
痛みの強い時期は鎮痛薬を、痛みが弱まっていればマウスピースによる咬合負荷の軽減を図りつつ、咀嚼筋のマッサージやストレッチ、温罨法を行い、筋肉の血流を増やしたり、筋肉の柔軟性を高めます。
II型(顎関節痛障害)
これも痛みの強い時期は鎮痛薬を、痛みが弱まっていればマウスピースによる咬合負荷の軽減を図りつつ、開口訓練を行って顎関節の可動域を回復させます。
 
IIIa型(復位性顎関節円板障害)
顎を開け閉めする時に「コリッ」という音(クリッキング)があります。
基本的に経過観察で問題はありません。顎を守ろうと口を開けずにいると、逆に可動域が狭まってよろしくありません。
マウスピース治療もあり、咬合負荷の軽減という点では有効ですが、基本的には以下で説明するIIIbへの進行を遅らせる程度のものと考えるのが良いでしょう。
 
IIIb型(非復位性顎関節円板障害)
これまで顎を開け閉めする時に「コリッ」という音(クリッキング)があった人で、口が開かなくなった人がこちらにあてはまります。
痛みや生活に支障をきたすほどの開口障害(口が少ししか開かない)がなければ経過観察で問題ありません。
痛みがある時は鎮痛薬を用います。
開口障害があれば口が開くようになるためのリハビリテーションなどを行います。
マウスピースで口が開くようになった状態を維持するのも有効です。
 
IV型(変形性顎関節炎版障害)
顎関節の骨が変形することにより、顎を動かすたびに「ジャリジャリ」などという雑音がすること(クレピタス)が代表的な症状です。
基本的に他の顎関節症と治療は同じですが、噛み合わせの変形なども生じるため、ひどい場合は詰め物や被せ物を作り替える必要が出てきます。
 
V型(その他)
明らかではない原因によって顎関節症に類似した症状が生じるものを言います。患者さんは顎関節に不調を感じるのですが、顎関節には原因がないためCTやMRIでも異常はなく、いろいろな顎関節の治療をしても何も変化がありません。
口腔以外が原因のため、医科(内科や外科、精神科など)での治療が必要な場合もあります。

顎関節症に類似した疾患

顎関節症の症状は
口が開きにくい
口を開け閉めすると痛む
顎を動かすと音がする
といったものですが、顎関節症以外にも顎関節脱臼、顎関節外傷の後遺症、外耳炎、片頭痛、膠原病など様々な疾患でこれらの症状をきたします。
ですから、当院ではこれらの疾患ではないときっちり診断してから顎関節症の治療に入っています。

院長の経験と考え方に基づく治療方法について

基本的には保存的治療を行い、あまり無理はしないようにします。

私が学生のころは、顎関節の位置は関節の窪みの後方で一番上だといわれましたが、その後は真ん中の位置がいいといわれています。考えてみたら、普通に真ん中にあるのが一番いいという話になりますね。

また、関節円板の位置さえ分からずに、イタリア人の先生を呼んできて、顎関節を手で治す、円板を元に戻すんだと「関節ぞろえ」が始まったこともありましたが、結局は円板が戻るはずはないのでは? という話になりました。

関節円板に穴が開いていたといっても、年をとって穴が空いていてもなんともない人も多いのです。
しかし、痛みが出ている場合は放っておいたらよくないのは確かなので、それはきちんと痛みを取ってあげないといけませんが、判断は難しいということです。

私は画像診断専門ですが、CTやMRIで撮影すると、名人だといわれていた人の話は、実は全部違ったという場合があります。結局は自然がよかったんだという話です。

ただ、関節窩が深い人、浅い人など個人差がありますので、なりやすい人、なりにくい人、円板が引っ掛かりやすい人、引っ掛かりにくい人などさまざまです。

また、今度は咬合に関しても、歯のかみ合わせについての理論はたくさんありますが、どの理論が正しいのかという話になると、結局、人それぞれに合わせて、引っ掛かるところをきれいにして、丁寧にやって、それで治るかどうか様子を見ていくことが一番よいわけです。
バランス良く患者さんの状態に合わせて治療を進めてゆく事が重要だと考えております。

よくある質問

顎関節症の治療は保険でできますか?
マウスピースなども含めて保険で治療しております。
しかし、矯正やジルコニアなどの自費補綴を行う場合については保険ではありません。
 
子供が顎関節症になることはありますか?
子供であっても、ストレスや噛み合わせ、歯軋り、姿勢の不良、生活習慣(頬杖など)といった様々な問題から顎関節症を発症することがあります。包括的な小児歯科プログラムをご用意しておりますのでご参照ください。
 
日常生活で気をつけることはありますか?
頬杖、うつぶせ寝、無理な姿勢、大きな口を開けるなどの生活習慣で顎関節症を発症するケースは多くあります。また、無意識のうちに食いしばったり、歯軋りをしたりしていることもあります。これらを改善することで症状は軽減されることも多いです。
 
食事で気をつけた方が良いものはありますか?
硬いもの(おかきやスルメなど)、口を大きく開けないといけないもの(分厚いハンバーガーなど)は避けた方が良いです。
 
顎関節症が自然に治ることはありますか?
ごくごく軽症のものでしたら、生活習慣の改善で治ることもあります。
 
顎関節症のマウスピースはすぐ作ってもらえますか?
ご希望の方は1回目の来院で型取りを行い、2回目の来院でマウスピースを調整して装着します。その後、使用感に応じて微調整は必要です。
文責(2026/03/03)
 徳岡修:院長・大阪大学歯学博士・歯科放射線専門医
 徳岡勲:副院長・口腔外科認定医・歯科放射線准認定医・日本顎関節症学会会員

お問い合わせはこちら

お電話でのお問い合わせはこちら
072-749-0501

診療時間:9:00~13:00  / 15:00~19:00
休診日:日曜・祝日・土曜午後
 

メールでのご予約・お問い合わせはこちら