院長のご紹介
まだ大阪大学歯学部が中の島にあったときに卒業しました。学部生になり、心電図の講義が有ったときに、心電計を作ってみようと思い立ち、買ってきた本の中にマイコンの本が有ったという出会いでコンピュータを始めました。APPLE II コンピュータを使っていろんなハードウェアーを、日本橋でICチップやLSIを買ってきては組み立てていました。ハンダ付ヶ所は、優に2万ヶ所を越えていたと思います。
歯科放射線科に18年間在籍していました。1986年にフィリップス社の断層撮影装置を改造してデジタル式断層装置を作成し、1994年にはデジタル式パノラマ撮影装置、1995年には歯科用デジタル式口内法撮影用CCDを使って歯科用CTの画像作成を行い、フラット式イメージインテンシファイアを使ったCT画像の作成も行ないました。1999年には朝日レントゲンと共同でパノラマ撮影装置とCTを原理的に融合した、パノラマCTを鶴見大学歯学部に納品しています。これが日本初の歯科用CTの商業機となりました。
臨床では、市立豊中病院の歯科口腔外科で埋伏歯の抜歯や外来小手術など、一般歯科も含めて10年間診療をしていました。大学では、顎関節や腫瘍のCT、MRI、US、唾液腺造影等を行なってその診断をしていました。その経験を活かして地域医療に貢献しようと努力しています。
また、歯科医療のデジタル化にも取り組んでおり、アマンギルバッハ社のCAD/CAM装置を導入して、デジタルデンティストリーでプレミアムデンチャーの製作研究をしております。
~歯科医療への想い~
歯科医療の質を向上させるために、先進の装置の開発を行ないました。それでも
歯科医療には技術的に限界はあります。
ですので歯科医として厳密にいえば、治療に対して完全に納得はできないと感じていますが、その中で大切なのは、一番何が患者様にとって最善なのかということだと思います。
患者様にとって最善の治療を提供出来るように尽力してゆきたいと思っております。