箕面市の歯医者|徳岡デンタルクリニック

外院バス停前にある歯科医院元気になる入れ歯を作ります。訪問診療致します。口腔外科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラント、歯周病治療、歯科検診、予防歯科

Think White別巻-デンタル情報

虫歯菌、脳出血にも関与:炎症起こし止血阻害-産経

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   100年程前にWeston Price博士が25年近く研究した虫歯や歯周病が全身に重篤な疾患を起こしたり悪化させるという事実が、今になってようやく証明されてきました。心疾患、腎疾患、脳血管疾患、リューマチなどが口腔内細菌で重篤化すると言う結果でした。博士の仕事は重篤な病気を発症している人の歯をネズミの皮下に埋め込むと、ネズミが同じ病気になって死んでいくというものでしたが、普通の歯周病菌をネズミに埋めてもその病気が発症しないといって忘れ去られて行ったのです。今回の研究はミュータンス菌の中でも特定の菌株が病気と関連するという結果なので、Price博士の研究は正しかったことになるのです。

 「虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が、脳出血の発症にも関与していることを国立循環器病研究センター(大阪府)や京都府立医大、大阪大のチームが突き止め、英科学誌電子版に6日までに発表した。」そうです。
歯科医師や歯科衛生士からきちんと歯ブラシの使い方を習得して、定期的に口腔内メンテナンスをしてもらうことが、重篤な脳出血に対する予防につながるということです。
原著は2016年2月5日の
nature reportsに公開されています。

Intracerebral hemorrhage and deep microbleeds associated with cnm-positive Streptococcus mutans; a hospital cohort study

 先行する大阪大学歯学部でのネズミの実験でもそのことが証明されています。脳溢血は虫歯菌で極度に悪くなるのです。こちらは、2011年11月27日のnature communicationsに公開されています。

The collagen-binding protein of Streptococcus mutans is involved in haemorrhagic stroke