睡眠障害について|箕面市外院の歯科医院|徳岡デンタルクリニック
結論
医師からの「睡眠時無呼吸症候群」の診断書あるいは診療情報提供書を持っている方は、保険でマウスピース(オーラルアプライアンス:OAとも)治療を受けることができます。「不眠症などの「睡眠障害」、診療科名に追加方針 適切な受診期待 厚労省」とのことで、これからは「睡眠障害内科」「精神科(睡眠障害)といった標榜が可能となるようです。
確かに不眠や過眠、いびきといったものは、病気と捉えられづらくあります。しかし、よくよく思い起こせば昭和の文豪たちは不眠だからと睡眠薬の「カルモチン」をやたら飲んでいる印象がありますね。彼らもおそらくは立派な「睡眠障害患者」だったわけです。
私もフィンランド・トゥルク大学での研修の際、時差ボケに備えて市販の睡眠薬を買いましたが、元々昼夜逆転しているために時差ボケを感じず、飲まずじまいでした。
さて、我々歯科医師も睡眠障害の一つ、日中の眠気や疲労感、いびきが主な症状として知られる睡眠時無呼吸症候群と大きく関わりがあります。
細かいお話は当院の睡眠時無呼吸症候群外来のページに書かせていただいていますので、今回はざっくりとしたお話を。
睡眠時無呼吸症候群の治療法として主なものに、CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)があります。
睡眠時に鼻マスクを装着しておき、強制的に空気を気道を送り込む方法です。治療法としては最も確実ですが、枕元のコンプレッサーがうるさい、外泊時に持ち運びが困難、口や鼻の乾燥、マスク等の違和感から継続できないという方も多くおられます。
CPAPが使えない方などにはマウスピースが保険適用となっています。
こちらも装着の違和感はありますが、持ち運びが容易で、機械ではないので無音、口腔の乾燥が少ないというCPAPにはないメリットがあります。
医師からの「睡眠時無呼吸症候群」の診断書あるいは診療情報提供書を持っている方は、保険でマウスピース治療を受けることができます。
私も大学病院でCPAPが合わなかった方、普段はCPAPを使っているが出張が多いため出先ではマウスピースを使っている方など、さまざまな患者さんの治療に従事していますが、みなさんから調子が良くなったと好評です。
当院でも全く同じマウスピース作成を行なっております。ぜひご相談ください。
参考文献
・日本呼吸器学会:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020・Liao J, Shi Y, Gao X, et al. Efficacy of Oral Appliance for Mild, Moderate, and Severe Obstructive Sleep Apnea: A Meta-analysis. Otolaryngol Head Neck Surg. 2024;170(5):1270-1279. doi:10.1002/ohn.676
文責 徳岡勲:副院長・口腔外科認定医
2026年03月10日 23:28

